小酒井不木小説作品明細

1929（昭和4）年

1. 「得意な容疑者」（『講談倶楽部』昭和4年1月号）
2. 「被尾行者」（『サンデー毎日』昭和4年1月特別号）
3. 「椎の実」（『少女倶楽部』昭和4年1月号）
4. 「欺く者はなげく」（『少年倶楽部』昭和4年2月号）
5. 「餅二題」（『修養全集第４巻　寓話道話お伽噺』昭和4年2月20日発行）
6. 「兄弟」（『少女倶楽部』昭和4年3月号）
7. 「網膜現像」（『キング』昭和4年4月号）
8. 「国際射的大競技」（『少年倶楽部』昭和4年4月号）
9. 「国際数学大競技」（『キング』昭和4年5月号）
10. 「闘争」（『新青年』昭和4年5月号）
11. 「長生薬由来」（『帝国生命新築記念号』昭和4年5月5日）
12. 「鼻に基く殺人」（『文学時代』昭和4年5月号）
13. 「秘蔵の皿」（『修養全集第７巻　経典名著感話集』昭和4年5月10日発行）
14. 「絹をわかつ」（『少年倶楽部』昭和4年6月号）
15. 「抱きつく瀕死者」（『文芸倶楽部』昭和4年6月号）
16. 「別人の血液」（『キング』昭和4年8月号）
17. 「緑柱石の宝冠」（『富士』昭和4年9月号）

「得意な容疑者」　#koudanclub_192901

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『日本探偵小説全集第一篇　小酒井不木集』（改造社・昭和5年3月20日発行）
　『小酒井不木全集　第十七巻　探偵小説中篇集』（改造社・昭和5年10月10日発行）

【翻刻テキスト】　→　「得意な容疑者」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「被尾行者」　#sundaymainichi_19290101

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『人工心臓』（国書刊行会・平成6年9月20日発行）

【翻刻テキスト】　→　「被尾行者」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「椎の実」　#shouzyoclub_192901

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　単行本未収録

【翻刻テキスト】　→　「椎の実」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「欺く者はなげく」　#shounenclub_192902

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『小酒井不木全集　第十五巻　闘病余録及断片』（改造社・昭和5年8月18日発行）

【翻刻テキスト】　→　「欺く者はなげく」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「餅二題」　#shuuyouzenshu_19290220

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『修養全集第４巻　寓話道話お伽噺』（大日本雄弁会講談社・昭和4年2月20日発行）

【翻刻テキスト】　→　「餅二題」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「兄弟」　#shouzyoclub_192903

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　単行本未収録

【翻刻テキスト】　→　「兄弟」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「網膜現像」　#king_192904

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『探偵小説全集２　小酒井不木集』（春陽堂・昭和4年10月8日発行）
　『小酒井不木全集　第十六巻　探偵小説短篇集』（改造社・昭和5年9月15日発行）
　『闘争』（春秋社・昭和10年10月5日発行）

【翻刻テキスト】　→　「網膜現像」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「国際射的大競技」　#shounenclub_192904

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『少年冒険小説全集第三巻　少年科学探偵集』（平凡社・昭和5年6月12日発行）
　『小酒井不木全集　第十五巻　闘病余録及断片』（改造社・昭和5年8月18日発行）
　『少年倶楽部名作選３』（講談社・昭和41年）

【翻刻テキスト】　→　「国際射的大競技」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「国際数学大競技」　#king_192905

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『小酒井不木全集　第十五巻　闘病余録及断片』（改造社・昭和5年8月18日発行）

【翻刻テキスト】　→　「国際数学大競技」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「闘争」　#shinseinen_192905

【データ】

　日本の精神医学界を揺るがした二人の科学者の論争は、彼等の死によって唐突に幕を下ろした。狩尾博士の頓死と、それを追うかのように世を去った毛利博士。二人の死の背後にあった驚くべき闘争について、毛利博士の助手は語る……。犯罪者は犯罪者としての資質を予め持っており、それがある一定の条件を満たすと発現する。その条件について論争を繰り広げていたのが狩尾博士を代表とする体液学派と、毛利博士を中心とする脳質学派だ。論争で些か分を悪くした毛利博士が放った、人間について直接実験を行わぬ限り狩尾博士の意見に服する事は出来ぬとの一言。それは実業家・北沢の自殺をめぐる事件となって現実のものとなった。明らかに北沢の死は自殺である。しかしその死体を差し挟んで、日本の誇る二人の科学者の目に見えない対決が行われていたのだ……。
「科学なるものが、人間の福利を増進するものである以上、科学的天才の仕事が非人道的であつても、君はそれを許す氣にならないか」と毛利博士は助手に同意を求める。助手は結局、偉大な科学者が真理を求める姿の前にただの無邪気な崇拝者に過ぎない。果たして毛利博士の死は、助手の言う通りライバル狩尾博士を喪った為の喪失感によるものだっただろうか。筆者は二人の科学者の死にこそ、賢しらな科学至上主義・科学万能主義を嘲笑う世界の真理が隠れているような気がしてならない。真理の向こうで毛利博士を待ちかまえていた「憂鬱」の意味を知らぬ助手の姿が哀れである。

【同時代評・関連資料その他】
　「解説」中島河太郎（『日本探偵小説全集1　黒岩涙香　小酒井不木　甲賀三郎集』東京創元社・昭和59年12月21日発行）
　「小酒井不木」中島河太郎（『日本推理小説辞典』東京堂出版・昭和60年9月30日発行）
　「第十五章　葛山、小酒井、妹尾その他」中島河太郎（『日本推理小説史　第二巻』東京創元社・平成6年11月30日発行）
　「解説」中島河太郎（『くらしっくミステリーワールド6　小酒井不木集』リブリオ出版・1997年2月）

【収録書名】
　『小酒井不木全集　第三巻　探偵小説短篇集』（改造社・昭和4年5月25日発行）
　『新青年叢書３　小酒井不木傑作選集』（博文館・昭和4年6月18日発行）
　『日本小説文庫219　恋愛曲線』（春陽堂・昭和7年12月15日発行）
　『闘争』（春秋社・昭和10年10月5日発行）
　『江戸川乱歩愛誦小説集（上）』（岩谷書店・昭和22年6月）
　『黄金の書』（まひる書房・昭和22年6月）
　『宝石』昭和27年4月号
　『日本探偵小説全集　短篇集』（春陽堂・昭和29年5月30日発行）
　『別冊宝石』昭和31年6月号
　『探偵実話』昭和32年3月増刊号
　『新青年傑作選２　怪奇・幻想小説編』（立風書房・昭和45年3月）
　『大衆文学大系30　短篇集・下』（講談社・昭和48年10月20日発行）
　『現代推理小説大系８』（講談社・昭和48年7月）
　『新青年傑作選２　怪奇・幻想小説編（新装版）』（立風書房・昭和49年12月）
　『別冊・幻影城No.16　小酒井不木』（幻影城・昭和53年3月1日発行）
　『日本探偵小説全集１　黒岩涙香　小酒井不木　甲賀三郎集』（東京創元社・昭和59年12月21日発行）
　『新青年傑作選２　怪奇・幻想小説編（新装版）』（立風書房・平成3年7月1日発行）
　『人工心臓』（国書刊行会・平成6年9月20日発行）
　『くらしっくミステリーワールド　第６巻　小酒井不木集』（リブリオ出版・平成9年2月28日発行）
　『怪奇探偵小説名作選１　小酒井不木集　恋愛曲線』（筑摩書房・平成14年2月6日発行）

【翻刻テキスト】　→　「闘争」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「長生薬由来」　#teikokuseimei_19290505

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『小酒井不木全集　第十七巻　探偵小説中篇集』（改造社・昭和5年10月10日発行）

【翻刻テキスト】　→　「長生薬由来」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「鼻に基く殺人」　#bungakujidai_192905

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『小酒井不木全集　第三巻　探偵小説短篇集』（改造社・昭和4年5月25日発行）
　『新青年叢書３　小酒井不木傑作選集』（博文館・昭和4年6月18日発行）
　『怪奇探偵小説名作選１　小酒井不木集　恋愛曲線』（筑摩書房・平成14年2月6日発行）

【翻刻テキスト】　→　「鼻に基く殺人」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「秘蔵の皿」　#shuuyouzenshu_19290510

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『修養全集第７巻　経典名著感話集』（大日本雄弁会講談社・昭和4年5月10日発行）

【翻刻テキスト】　→　「秘蔵の皿」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「絹をわかつ」　#shounenclub_192906

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　単行本未収録

【翻刻テキスト】　→　「絹をわかつ」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「抱きつく瀕死者」　#bungeiclub_192906

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『小酒井不木全集　第九巻　探偵小説中篇集』（改造社・昭和5年1月28日発行）
　『日本探偵小説全集第一篇　小酒井不木集』（改造社・昭和5年3月20日発行）
　『日本小説文庫415　大雷雨夜の殺人』（春陽堂・昭和11年11月5日発行）
　『大衆読物別冊　猟奇探偵傑作集』昭和24年4月5日発行
　『大雷雨夜の殺人』（春陽堂書店・平成7年2月25日発行）

【翻刻テキスト】　→　「抱きつく瀕死者」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「別人の血液」　#king_192908

【データ】

【同時代評・関連資料その他】
　「別人の血液」（『叢書新青年　小酒井不木』博文館新社・平成6年4月）

【収録書名】
　『叢書新青年　小酒井不木』（博文館新社・平成6年4月25日発行）

【翻刻テキスト】　→　「別人の血液」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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「緑柱石の宝冠」　#fuji_192909

【データ】

【同時代評・関連資料その他】

【収録書名】
　『探偵小説全集２　小酒井不木集』（春陽堂・昭和4年10月8日発行）
　『小酒井不木全集　第十四巻　探偵小説集』（改造社・昭和5年7月15日発行）
　『日本小説文庫416　展望塔の死美人』（春陽堂・昭和11年10月30日発行）
　『戦前日本とホームズ・ドイル　第１集』（しょうそう文学研究所出版局・平成14年4月15日発行）

【翻刻テキスト】　→　「緑柱石の宝冠」
【著作リスト】　→　「雑誌別　小酒井不木著作目録（小説の部）」

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