小酒井先生の肺結核の療法について闘病に悩む者から多数の礼状が机上に山積されました。尚ほ引き続き御講話を掲載せよとの希望も多数ありますが、大■(※1)私共の読者に対する念願の一つを達したやうに考へられますので、一先づこの講を閃(※2)ぢ、改めて他日又先生の御執筆を願ふことにいたしました。多大な努力を払つて下さいました先生と、わざゝゝ(※3)礼状をおよせ下さいました読者諸姉に深厚な謝意を表したいと思ひます 記者
(※1)原文一文字不明瞭。
(※2)原文ママ。
(※3)原文の踊り字は「く」。
底本:『婦人世界』大正15年12月号
(公開:2017年9月29日 最終更新:2017年9月29日)