参考文献/資料集 2012(平成24)年

(公開:2012年11月16日 最終更新:2014年10月10日)
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3月

愛知医科大学小酒井不木文庫調査報告―医学と文学との領域横断性 / 山口俊雄・橋本明

『愛知県立大学 文字文化財研究所年報』 第五号 愛知県公立大学法人 愛知県立大学文字文化研究所 3月14日発行

 当研究は、愛知医科大学図書館(長久手市)が所蔵する小酒井不木旧蔵洋書を網羅的に通観し、蔵書の特徴を考え、特に不木による書込みを把握することにより、医学者でもあり作家(探偵小説作家)でもあった小酒井不木の知のありかたを明らかにし、領域横断的な知とはどのようなものかということにつき、一つの優れた例を通して考察・研究しようとするものである。

10月

不木と不如丘との鑑別診断 / 正木不如丘

『正木不如丘探偵小説選T』 論創社 10月10日発行
 → 初出:「読売新聞」 1926(大正15)年1月25日

解題 / 横井司

『正木不如丘探偵小説選T』 論創社 10月10日発行

 (前略)二〇年に辞任して後、フランスに留学し、パリのパスツール研究所で免疫学を学んだ。同地には、一九一七年に留学し、アメリカからイギリスを経て、二〇年五月には来仏して、やはりパスツール研究所に在籍していた小酒井不木がいた。ただし不木は在籍はしていたものの喀血したため病床から出られず、不如丘はそんな不木を見参うこともあったようだ(後略)

 (前略)不木が日本に帰国した後も、不如丘はパリに残り、不木の要請で探偵小説の原書(英語版)を送ったりしていたようだ(後略)

11月

解題 / 横井司

『正木不如丘探偵小説選U』 論創社 11月10日発行

 正木不如丘と小酒井不木は、共に医学畑の出身であり、医学随筆の他、探偵小説なども執筆しているのと、雅号がよく似ているのとで、並び称せられ、論じられることが多い。そして多くの識者が、小酒井不木の方が優れていたと結論づける。(後略)