『推理界』 2月号
→『日本推理小説史 第二巻』 中島河太郎 東京創元社 1994(平成6)年11月30日発行
『軟本羮』 尾崎久弥 廣済堂出版 3月30日発行
→初出:『新青年』 1929(昭和4)年6月号
『推理界』 5月号
→『随想 鼠の王様』(東峰書房 昭和44年6月5日発行)
於、京都同志社大学 日本英学史研究会 5月18・19日
同志社英学校と東京の私学 手塚竜麿
小酒井不木の外国語学習法 速川和男
『日本英学史研究会 研究報告』 第95号 日本英学史研究会 5月18・19日発行
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以上、ほんの骨子だけを紹介した小酒井不木の外国語学習法は極めて常識的なものかはしらないが、福永恭助の「米国語を追い払え」(1924年)とか杉村楚人冠の「英語逐放論」(同年)のような勇ましいラッパが鳴り響こうとする頃に、しかも「新青年」という大衆的な雑誌に載ったという事実も面白いし、現在の英語教育界を眺めても1923年の忠告を受ける余地は充分にありそうである。(中略)また、多少精神主義的な面はあるにしても、科学者として的を射た考え方をしているし、やはり一番興味をひかれるのは、探偵小説家として「推理想像」の力を働かせつつ、外国語を読むことにより興味をわかそうとした点である。
『大衆文芸』 28巻7号 7月号