『少年少女世界の名作文学48 日本編4』 小学館 1月発行
塚原俊夫君は、ものすごく頭がよく、おとなもおよばないほど鋭い推理力を持つ少年探偵です。何者かに盗み去られた、おじの宝石のゆくえをつきとめ、意外な犯人をあきらかにする『紅色ダイヤ』事件など、四つの怪事件にみごとな名探偵ぶりをしめします。
この物語を書いた小酒井不木は、欧米風の推理小説をはじめて日本にうえつけた作家として、忘れることのできない人です。日本でも、すぐれた推理小説が生まれるようになったのは、この人の影響によるものといえましょう。なお、原文の一部をやさしく書き改めました。
『推理界』 10月号
→『日本推理小説史 第二巻』 中島河太郎 東京創元社 1994(平成6)年11月30日発行
『推理界』 11月号
→『日本推理小説史 第二巻』 中島河太郎 東京創元社 1994(平成6)年11月30日発行
『推理界』 12月号
→『日本推理小説史 第二巻』 中島河太郎 東京創元社 1994(平成6)年11月30日発行