『輿論時代』 第4巻6号
『ルツク・エンド・ヒヤー』 第3号 6月1日発行 診療協力会出版部
『さう、厭世家だつたとねえ――実は、この机の上に小酒井不木著「毒殺論」といふ本があつて、その間に一枚の紙片が挟んであつたのだが、それは「カイゼルのものはカイゼルに返せ」と題する詩のやうなものが書いてあつたのだ。そら、これだ。ちよつと読んで見たまへ』
『輿論時代』 第4巻7号
『輿論時代』 第4巻9号
『ルック・エンド・ヒヤー』 9月号
私どもの大先輩故小酒井先生の憶い出の名編『三つの痣』を本号の小説欄へ戴いた。江戸川乱歩先生の御力ぞえに深く謝すると共に、これも亦本誌が、この年歳にきずき上げることの出来た真価に対する一つの報賞とも考えたく、読者の皆さんの御愛読を希つてやまない次第である。