参考文献/資料集 1932(昭和7)年

(公開:2008年1月6日 最終更新:2021年11月15日)
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1月

私の実戦闘病術 / 岡戸武平

『婦人世界』 1月号

8月

皇室諸家追悼雑誌文献目次

『愛書趣味』臨時号(追悼誌文献篇) 編集人:齋藤昌三 愛書趣味社 8月17日発行

犯罪学雑誌 第二巻二号(四六倍) 昭和四、五、ニ九
小酒井不木博士追悼号
私の敬愛する永井潜先生と三田定則先生 故小酒井不木
噫小酒井光次君 永井潜
文壇に於ける小酒井不木君 高田義一郎
文学者としての小酒井君 森下雨村
小酒井不木博士の死 那須太郎
不木の雅号に就て 桑原虎太郎
小酒井博士と其研究所 古畑種基
其他
金沢市 金沢医科大学内

猟奇 第二巻六号(菊) 昭和四、六、一
小酒井不木追悼号
私の不木先生 本田緒生
四つの写真 江戸川亂歩
小酒井さんのことども 國枝史郎
不木氏の戯曲 長谷川伸
小酒井氏の思出 高田義一郎
新人出現難 甲賀三郎
春に旅立つ 北村兼子
其他
京都市 猟奇社

探偵小説作家の精力 / 濱尾四郎

『探偵クラブ』 8月発行

 僕は中学時代からの探偵小説フアンだ。大学を出て検事になり昭和三年の夏辞するまで、内外の探偵小説を手あたり次第に読み耽つて居た。
 僕が検事時代に、乱歩、三郎、雨村、不木、宇陀児、準その他の諸氏は既にウツ然たる斯道の大家だつた。
 その翌年、僕がどういふキツカケだつたか、その道に入つて末席を汚した。(勿論ウツ然たる大家だとは思つてゐない。)それから今年までゝも四年たつ。その間に、どうだ、この大家連は殆んど休みなくジヤンゝゝゝと書きまくつてゐる。恐るべき精力である。

11月

十 心中の可否批判 / 吉積泰治郎

『心中論 第一編』 吉積泰治郎著 11月5日発行

(前略)
 以上の如く引きつゞく悲劇についで毎日新聞社から二三の学者に意見を求めたものが矢張り三月十六日の毎日新聞本紙第三面の筆頭に『引つゞく悲劇を識者はどう見る 妻子を死に導くことは妥当なことだろうか』と見出をつけて 小酒井不木博士及び京大の野上俊夫博士の談として掲げられた其談の中で主要な点を■(「厂」の中に「匕」)に掲げて見る
(後略)